しゃある通信

#17-02 おしまい
寝たのは 3 時過ぎだっちゅーのに 5:30 に目覚ましで起床。相方も起こす。…おーい。起きろよ〜。 寝ぼけているので先にシャワーを浴び、戻ってみるとまだ寝ぼけていた。きわどくなってきたので 必死に起こす。

ヲレ「おーい、あと 30 分で出勤だよ〜」
相方「雨降ってる?」
ヲレ「晴れてるよ。ほら、早く仕度しないと遅刻するよ」
相方「どこに遅刻するの?」
ヲレ「病院。今日は早番でしょ?」
相方「知らない」
なにかおかしいものを感じたので勝手にカバンを探り勤務表を見せる。
ヲレ「ほら、今日は休みじゃないよ。遅刻しちゃうよ?」
相方「なにこれ。初めて見た」
あきらかにおかしい。問診してみる。
ヲレ「名前は?」
相方「○○○○」(合ってる)
ヲレ「ヲレの名前は?」
相方「●●●●」
ヲレ「キミの誕生日は?」
相方「………わかんない。あれ? 猫なんか飼ってたっけ?」
その後、いろいろ問診してみたが夢と現実その他もろもろが混濁しているようだ。熱はないしなあ。 ボケ老人ってこんな感じなのかな。

あぶなっかしくて見てられないので欠勤することを決め、現場に人が揃う時間までうとうと。

いきなり相方が飛び起き、病院に電話している。人間に戻ったか? 現場に電話して問診再開。 名前その他は問題ないが、結婚して三年経っていたり妊娠したけど流産しちゃったの? とか、 ヲレが漫画家で原稿の締め切りはいつなの? だったり、やっぱり記憶がめちゃめちゃだ。

頭痛がする、というので薬を飲ませて寝かせる。単なる寝不足のせいだといいんだけど。いろいろ心配を かけたせいもあるのかなあ。

本棚からなにげに取った文庫本、読んでないやつだったので読みつつときどき繰り返すうわごとに返事を したりして様子見。読み進むにつれ「もしかして。ひょっとしたら。いやまさか。でも…」といった 不安が押し寄せてくる。でも、なにができるんだろう? いろいろ考えるけどうまくまとまらない。

こんなときに読む本じゃないな、『おしまいの日』なんて。

煙草と昼ご飯を買いに出て、戻ったらちゃんと人間だった。よかった…。



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© 2000 Kazuya 'Sharl' Masuda
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